柿谷 徳島 レンタル 香川 [スポーツ]
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浮かれた柿谷。上を目指す香川。その2人の明と暗。
チームのなかで次第に立場が逆転していく香川と柿谷。
「今後、セレッソを引っ張ってくれるのは、香川真司だと思います」
「曜一朗は今からが勝負」と語る森島。
'08年10月、引退会見に臨んだ森島寛晃はそう語ったあと、香川と同期入団のもう1人の後輩についても言及した。
「曜一朗はセレッソというより、日本サッカー界が生んだ天才だと思っていますし、あいつが本当に化けてくれれば、セレッソは優勝できると思います」
今もセレッソのアンバサダーとして活動している森島は「すぐチームにとけこんで活躍した真司も凄いですが、曜一朗は少し次元の違う才能を持っていた」と振り返る。
「ワンタッチで相手の嫌なところにボールを運べるんです。僕が3歩も4歩も動いてチャンスを演出するとしたら、彼は1歩でその局面を作ってしまう。ボール扱いなんて、まるで曲芸ですよ。大道芸人としてすぐに活躍できるぐらい、人をひきつける技術を持っていました」
実際、入団当初はU-17で活躍する一学年下の柿谷のほうが注目されたが、'07年からJ2に降格したチームのなかで2人の立場は次第に逆転していく。
森島が引退を決めた'08年シーズン、香川はリーグ戦35試合に出場して16得点をあげた。柿谷は24試合に出場したものの、得点はゼロ。香川は'09年も横浜F・マリノスから移籍してきた乾貴士と息のあったプレーを見せてゴールを量産、チームをJ1復帰へ導いていった。一方の柿谷は結果を出せないまま、ベンチから香川や乾の活躍を見つめた。
「問題児」の烙印をおされた柿谷はレンタルで徳島ヴォルティスへ。
ザ・シークレットサブリミナル~90日で潜在意識を理想の状態に書き換えるサブリミナルCD
「俺は負けてないって、曜一朗は思っていたはず」と、森島は当時の後輩の気持ちを代弁する。
「期待されてたのもしんどかったでしょうし、おそらく、真司が結果を出せば出すほど焦ったと思う。でも、誰かとの比較ではなく、常に自分自身が成長していくという強い気持ちがあれば、どんな状況でもぶれないんです。セレッソ一筋で、僕と同じピンク色の血が流れている曜一朗にも、そんな意識を持って欲しかったのですが……」
柿谷の奮起を期待していたのは、森島だけではない。結果的に柿谷を放出することになる当時のレヴィー・クルピ監督も、'09年3月の記者会見でこう語っている。
「シンジはプロフェッショナルとして責任感が強いがゆえに、ミスを恐れてしまうところがある。逆にヨウイチロウは責任感がないがゆえに、時として非常に勇気あるプレーができる。対照的な2人だが、そういったところを変えていけば、2人とも間違いなく将来日本を代表する選手になる」
だが、柿谷はブラジル人指揮官の檄を前向きにとらえることはできなかった。遅刻と罰金が報道されたのは、その3カ月後だ。
さらに1週間後、レンタル移籍が発表された。「問題児」の烙印をおされた男に救いの手をさしのべたのは、中田がいる徳島ヴォルティスだった。
ひたむきに努力していくか。それとも過信して堕ちていくか…。
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浮かれた柿谷。上を目指す香川。その2人の明と暗。
チームのなかで次第に立場が逆転していく香川と柿谷。
「今後、セレッソを引っ張ってくれるのは、香川真司だと思います」
「曜一朗は今からが勝負」と語る森島。
'08年10月、引退会見に臨んだ森島寛晃はそう語ったあと、香川と同期入団のもう1人の後輩についても言及した。
「曜一朗はセレッソというより、日本サッカー界が生んだ天才だと思っていますし、あいつが本当に化けてくれれば、セレッソは優勝できると思います」
今もセレッソのアンバサダーとして活動している森島は「すぐチームにとけこんで活躍した真司も凄いですが、曜一朗は少し次元の違う才能を持っていた」と振り返る。
「ワンタッチで相手の嫌なところにボールを運べるんです。僕が3歩も4歩も動いてチャンスを演出するとしたら、彼は1歩でその局面を作ってしまう。ボール扱いなんて、まるで曲芸ですよ。大道芸人としてすぐに活躍できるぐらい、人をひきつける技術を持っていました」
実際、入団当初はU-17で活躍する一学年下の柿谷のほうが注目されたが、'07年からJ2に降格したチームのなかで2人の立場は次第に逆転していく。
森島が引退を決めた'08年シーズン、香川はリーグ戦35試合に出場して16得点をあげた。柿谷は24試合に出場したものの、得点はゼロ。香川は'09年も横浜F・マリノスから移籍してきた乾貴士と息のあったプレーを見せてゴールを量産、チームをJ1復帰へ導いていった。一方の柿谷は結果を出せないまま、ベンチから香川や乾の活躍を見つめた。
「問題児」の烙印をおされた柿谷はレンタルで徳島ヴォルティスへ。
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「俺は負けてないって、曜一朗は思っていたはず」と、森島は当時の後輩の気持ちを代弁する。
「期待されてたのもしんどかったでしょうし、おそらく、真司が結果を出せば出すほど焦ったと思う。でも、誰かとの比較ではなく、常に自分自身が成長していくという強い気持ちがあれば、どんな状況でもぶれないんです。セレッソ一筋で、僕と同じピンク色の血が流れている曜一朗にも、そんな意識を持って欲しかったのですが……」
柿谷の奮起を期待していたのは、森島だけではない。結果的に柿谷を放出することになる当時のレヴィー・クルピ監督も、'09年3月の記者会見でこう語っている。
「シンジはプロフェッショナルとして責任感が強いがゆえに、ミスを恐れてしまうところがある。逆にヨウイチロウは責任感がないがゆえに、時として非常に勇気あるプレーができる。対照的な2人だが、そういったところを変えていけば、2人とも間違いなく将来日本を代表する選手になる」
だが、柿谷はブラジル人指揮官の檄を前向きにとらえることはできなかった。遅刻と罰金が報道されたのは、その3カ月後だ。
さらに1週間後、レンタル移籍が発表された。「問題児」の烙印をおされた男に救いの手をさしのべたのは、中田がいる徳島ヴォルティスだった。
ひたむきに努力していくか。それとも過信して堕ちていくか…。
SAMURAI SOCCER KING (サムライサッカーキング) 2013年 08月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/07/12
- メディア: 雑誌
Viva! CEREZO―まるごとセレッソ大阪応援BOOK (SUN MAGAZINE MOOK)
- 作者:
- 出版社/メーカー: マガジン・マガジン
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2013-08-12 14:28
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